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ベランダ・屋上の防水工事は何日かかる?工法別の日数と使えない期間

ベランダや屋上の防水工事を考えはじめると、「何日くらいベランダが使えなくなるの?」「洗濯物はどうすればいい?」と、工事中の暮らしが気になる方も多いと思います。防水工事の日数は、塗る作業そのものよりも、材料が固まるのを待つ時間で大きく変わります。

この記事では、防水材メーカーが公開している資料をもとに、ウレタン防水とFRP防水で日数の考え方がどう違うのか、何が原因で日数が延びるのか、工事中にベランダが使えない期間について整理します。紹介する時間は、いずれも特定のメーカーが自社製品について示しているもので、気温などの条件によって変わります。

日数は「固まるのを待つ時間」で決まる

ベランダ・屋上の防水工事は、おおまかに「清掃・下地の処理 → 下塗り(プライマー) → 防水材の塗布 → 仕上げ(トップコート)」の順に進みます。塗膜の防水は、液状の材料を塗って固めることで防水層をつくるため、前の層が固まってからでないと次の層を塗れません。

たとえばスズカファイン株式会社は、自社の屋上・バルコニー向けのウレタン塗膜防水材と、組み合わせる下塗材・上塗材について、気温23℃の場合の間隔時間を製品説明書で次のように示しています(2026年10月5日確認)。

  • 下塗り(プライマー)のあと、次の工程まで3時間以上24時間以内
  • 防水材(主材)を塗り重ねる間は16時間以上72時間以内、塗り終えてから次の工程までは24時間以上72時間以内
  • 仕上げのトップコートを塗り重ねる間は3時間以上48時間以内、塗り終えたあとの最終養生は24時間以上

防水材を塗り重ねる間は16時間以上、次の工程までは24時間以上の待ち時間があるため、工程を重ねるごとに日をまたぐことになります。仕上げのあとにも24時間以上の養生が示されています。塗り終わった当日に、すぐベランダを歩けるわけではないということです。

工法ごとの日数の考え方

ウレタン防水

ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗り重ねて防水層をつくる工法です。上の例のように、一般的な材料では工程ごとに16〜24時間以上の待ち時間が入ります。一方で、AGCポリマー建材株式会社は、硬化の速さと低い気温での固まりやすさを特長とする自社のウレタン防水材について、その日のうちに次の工程へ進める可能性があるとし、工期の短縮につながると説明しています。

つまり、ウレタン防水は材料や工法によって、待ち時間を短くできる場合も、数日かかる場合もあるということです。同社は、固まるまでの時間などを示した表について、室内試験による値で保証値ではなく、現場の環境によって変わる場合があるとしています。

FRP防水

FRP防水は、ガラス繊維と樹脂を組み合わせて硬い防水層をつくる工法です。材料も工程もウレタン防水とは違うため、日数の考え方も同じではありません。FRP防水をすすめられた場合も、工事全体で何日か、そのうちベランダに出られないのは何日かを、見積もりの段階で具体的に聞いておきましょう。

シート防水

シート状の防水材を貼る工法もあります。今回参照したメーカー資料はウレタン防水のものなので、FRP防水と同じく、シート防水の日数もここでは挙げません。シート防水をすすめられた場合は、見積もりの段階で日数の目安を聞いてください。

各工法の特徴や費用の違いは、屋根防水工事の費用相場と工法の違い|ウレタン・FRP・シートでまとめています。

日数が延びやすい3つの理由

▶ 1. 今の防水層や下地が傷んでいる
AGCポリマー建材株式会社のカタログでは、既存のウレタン防水層は状態によっては撤去せずに塗り重ねて改修できる一方、既存の塗膜が下地にしっかり付いていない場合は削り取って平らに整えること、FRP防水の上から改修する場合も浮いている部分などを撤去して整えることが示されています。膨れ・はがれ・ひび割れがあると、防水材を塗る前の補修にも日数がかかります。膨れの見分け方はベランダ・屋上防水の膨れの原因と補修|ウレタン・FRP別の見分け方をご覧ください。

▶ 2. 雨・湿気
防水材は、下地が乾いた状態で塗ることが前提です(膨れの記事で触れています)。雨の日や、雨が降りそうな日は作業を見送ることになるため、雨の多い時期は日数が読みにくくなります。三重県の雨の日数と工期の関係は、外壁塗装の工期は何日かかる?雨で延びる日数と工事中の過ごし方で取り上げています。

▶ 3. 気温
材料が固まる速さは気温によって変わります。メーカーが示す時間は「23℃」のように気温の条件つきです。寒い時期は、同じ材料でも待ち時間が長くなることを見込んでおくと安心です。

工事中、ベランダはいつから使える?

防水材を塗っている間と、固まるまでの間は、ベランダに出ることができません。先に確認しておくと慌てずに済むことを挙げます。

▶ 洗濯物の干し場所
ベランダに出られない日は、外干しができません。工事の初日から最終日までずっとではなく、塗る日と固まるまでの日が中心になるので、「何日目から何日目まで使えないか」を着工前に聞いて、室内干しやコインランドリーの段取りをしておきましょう。

▶ ベランダに置いている物
植木鉢、物干し台、収納ボックスなどは、工事の前にベランダから出しておくことになります。重い物や大きな物は無理に動かさず、エアコンの室外機など動かせない物と合わせて、どう扱うかを事前に相談してください。工事のあとに物を戻すときは、防水層を傷めない置き方も業者に確認しておくと安心です。

▶ 窓の開け閉めと、においのこと
ベランダに面した窓は、工事中は開けられない時間があります。材料によってはにおいが出るものもあるため、気になる方やご家族に体調の不安がある方は、使う材料と作業の時間帯を事前に確認しておくと安心です。

▶ 「乾いたように見える」でも上を歩かないでください
表面が乾いて見えても、中まで固まっているとは限りません。固まる前に歩くと、足跡が残ったり、防水層を傷めたりするおそれがあります。ベランダに出てよいタイミングは、施工した業者の案内に従ってください。

外壁塗装と同時に行う場合

ベランダの防水は、外壁塗装や屋根塗装と同じ時期に行うこともあります。足場や近隣へのご挨拶をまとめられるなどの利点があります(詳しくは屋根防水工事の費用相場と工法の違いの「同時施工」の項をご覧ください)。その場合も、防水工事が工事全体のどの時期に入るかによって、ベランダが使えない日は変わります。また、外壁塗装の高圧洗浄の日や、養生をしている間は、防水の工程とは別に外干しを控えることになります。全体の工程表の中で、ベランダが使えない日に印をつけて教えてもらうと分かりやすくなります。

防水工事を考える時期の目安は、ベランダ・バルコニー防水は何年ごと?メンテナンス周期と塗り替え時期で整理しています。

見積もりのときに聞いておきたいこと

  • どの工法・材料で施工するのか、その工法を選んだ理由
  • 工事は何日の予定か、そのうちベランダに出られないのは何日か
  • 雨が降った場合、どう日程を組み直すのか
  • 今の防水層の補修や撤去が必要か、それで日数が延びるか
  • ベランダの物の移動を誰がするのか

日数は建物の状態を見てからでないと正確には出せません。上の点を聞いておくと、「思ったより長かった」というずれを減らせます。なお、分譲マンションのベランダや賃貸住宅の場合は、業者に依頼する前に、管理組合・管理会社や大家さんに工事してよいかを確認してください。

山真塗装の防水工事について

山真塗装は、津市を中心に三重県全域で、ベランダ・バルコニーや屋根の防水工事を承っています。ウレタン防水・FRP防水・シート防水などから現場に合った工法を選び、自社の職人が施工します。現地調査は無料で、ご契約後に工事スケジュールを調整し、施工前・施工中・施工後の写真でご報告しています。「うちのベランダだと何日くらい使えなくなる?」といったご質問だけでもお気軽にどうぞ。詳しくは防水工事のページをご覧ください。

ベランダ・屋上の防水が気になったら、まずは無料の現地調査へ

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出典:スズカファイン株式会社 公式サイト「製品一覧」掲載の屋上防水用ウレタン系防水材(下塗材・防水材・上塗材)の製品説明書(2026年10月5日確認)/AGCポリマー建材株式会社 ウレタン塗膜防水材の総合カタログ(PDF)および高速硬化型防水材の紹介ページ(2026年10月5日確認)。いずれも各社が自社製品について示している内容で、山真塗装が施工でこれらの材料を使うという意味ではありません。時間・日数は目安で、建物の状態・広さ・天候・気温によって変わります。

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