外壁塗装を検討するとき、費用の次に気になるのが「結局、何日かかるのか」ではないでしょうか。足場が建ち、窓の外がシートで覆われ、洗濯物を外に干せない日が続くとなると、来客や旅行の予定とも関わってきます。この記事では、三重県全域で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を手がける山真塗装が、一般的な戸建ての工期の目安と、その日数が何で伸び縮みするのか、そして工事中の暮らしで先に決めておくと楽なことを整理します。
外壁塗装の工期は「足場を建ててから解体するまで10〜14日」が目安
30坪前後の一般的な戸建てで外壁を塗り替える場合、足場の設置から解体までで、おおむね10〜14日が目安になります。ただしこれは「毎日晴れて、下地の傷みも想定どおりだった場合」の日数です。実際には建物の大きさ、劣化の程度、使う塗料、そして天候によって前後します。
工事のイメージがつかみやすいよう、工程ごとの日数の目安と、その間の暮らしへの影響を並べてみます。
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| 工程 | 日数の目安 | 暮らしへの影響 |
|---|---|---|
| 足場の設置・飛散防止シート張り | 1日 | 金属音が出る。窓の外が覆われて薄暗くなる |
| 高圧洗浄 | 1日 | 水しぶきが上がるため窓は閉め切る |
| 洗浄後の乾燥 | 半日〜1日 | 職人が入らない日になることがある |
| 下地補修・シーリング打ち替え | 1〜3日 | 傷みが想定より深いと、ここで日数が動く |
| 養生(窓・床・植木の保護) | 1日 | 窓が開けられない期間の始まり |
| 下塗り | 1日 | 塗料のにおいを感じることがある |
| 中塗り・上塗り | 各1日 | 工程の間に乾燥時間を挟む |
| 付帯部(軒天・雨樋・破風板など)の塗装 | 1〜2日 | — |
| 点検・手直し・養生の撤去 | 1日 | 窓が開けられるようになる |
| 足場の解体 | 1日 | 再び金属音が出る |
日数が動きやすいのは下地補修です。足場を組んで近くで見て初めて分かる傷みもありますし、シーリングを打ち替えた場合は、その上から塗れるようになるまで所定の時間を置く必要があります。シーリングをなぜ打ち替えるのかは外壁シーリング(コーキング)打ち替えの重要性と費用で詳しく解説しています。
雨で止まる日はどれくらい出るのか|津の観測値で見てみる
下地の状態と並んで日数を動かすのが天気です。「10〜14日」と聞くと2週間で終わると思ってしまいがちですが、実際には雨で作業を見合わせる日が入ります。では三重県では、どれくらいの頻度で雨が降っているのでしょうか。気象庁が津に置いている観測点の平年値(1991〜2020年の30年平均)を見てみます。
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| 月 | 1.0mm以上の日数 | 10.0mm以上の日数 |
|---|---|---|
| 1月 | 5.1日 | 1.4日 |
| 2月 | 6.0日 | 2.1日 |
| 3月 | 9.0日 | 3.4日 |
| 4月 | 8.9日 | 4.2日 |
| 5月 | 9.9日 | 5.2日 |
| 6月 | 11.6日 | 6.0日 |
| 7月 | 11.1日 | 5.4日 |
| 8月 | 8.9日 | 3.6日 |
| 9月 | 10.9日 | 6.0日 |
| 10月 | 9.1日 | 4.9日 |
| 11月 | 5.9日 | 2.5日 |
| 12月 | 5.5日 | 1.5日 |
| 年 | 102.0日 | 46.2日 |
1.0mm以上の雨が降る日は年間102.0日ですから、平均すればおよそ3〜4日に1日は雨が降っている計算になります。10〜14日の工事のあいだに雨の日が何日か入るのは、めずらしいことではないと分かります。
▶ 雨の少ない月と多い月では、倍以上の差がある
いちばん少ないのは1月の5.1日で、12月5.5日、11月5.9日、2月6.0日と続きます。逆に多いのは6月の11.6日、7月の11.1日、9月の10.9日です。晩秋から冬にかけては、雨で止まる日そのものは少ないというのが、観測値から読み取れることです。ただし冬は、気温や湿度の条件で塗れない日が出たり、乾燥に時間がかかったりします。雨の日数だけで季節を決められる話ではありません。
▶ 9月は「気候はいいのに日程が読みにくい」月
秋は塗装に向いた季節として案内されることの多い時期ですが、津の9月は10.0mm以上の本降りが6.0日と、6月と並んで年間で最も多くなっています。気温や湿度の条件がよくても、まとまった雨で一日つぶれる可能性は梅雨どきと変わらないということです。どの季節に塗り替えるかを考えるときは、外壁塗装の塗り替え時期はいつ?劣化サインと最適な時期もあわせてご覧ください。
雨がやんだ日も、すぐには塗り始められない
もうひとつ知っておいていただきたいのが、雨が上がった=すぐ再開、とはならないことです。濡れた外壁の上に塗料をのせると密着不良の原因になるため、外壁が乾くのを待ってから作業に入ります。午前中に雨が残った日は、下地の確認や、濡れていない場所の作業に切り替えることもあります。
また、下塗り・中塗り・上塗りのあいだには、塗料ごとに決められた乾燥時間があります。ここを詰めると仕上がりに響くため、日数を削る対象にはできません。3回塗りの意味と、乾燥時間を守らない工事の見分け方は外壁塗装は3回塗りが基本!手抜き工事の見抜き方で解説しています。
足場の上の作業は、危険が予想される悪天候では法令上も行えません
「雨でも進めてほしい」と思われる方もいらっしゃいますが、足場の上での作業は、法令の面からも天候に左右されます。労働安全衛生規則の第522条は、次のように定めています。
(悪天候時の作業禁止)
第五百二十二条 事業者は、高さが二メートル以上の箇所で作業を行う場合において、強風、大雨、大雪等の悪天候のため、当該作業の実施について危険が予想されるときは、当該作業を行わせてはならない。
さらに同規則の第567条第2項では、強風・大雨・大雪などの悪天候や中震以上の地震のあと、そして足場を組んだり変えたりしたあとに足場での作業を行うときは、作業を始める前に点検者を指名して点検させ、異常があれば直ちに補修することが定められています。台風が過ぎた翌朝がきれいに晴れていても、いきなり塗り始めるのではなく点検から入るのは、このためです。
この規則は、事業者が働く人の安全を守るためのもので、住宅の工事の工期を定めたものではありません。それでも戸建ての外壁塗装は足場の上での作業が中心になりますから、現場が天候で止まる日が出てくるのは避けられないとお考えいただければと思います。
工事中の暮らしで、先に決めておくと楽なこと
工期そのものより、暮らしへの影響のほうが気になるという方も多くいらっしゃいます。着工前に確認しておくと当日あわてずに済むものを挙げます。
▶ 洗濯物を外に干せない日がある
高圧洗浄の日と、養生してから塗装・乾燥が終わるまでのあいだは、外干しは避けていただくことになります。工事の全期間ではありませんので、「何日目から何日目までか」を着工前に聞いておくと予定が立てやすくなります。
▶ 窓とエアコンの室外機
養生しているあいだは窓を開けられません。室外機は運転できる形で養生するのが一般的ですが、工程によっては一時的に止めていただく場合があります。真夏や真冬の工事では、この点を事前に確認しておくと安心です。
▶ 車・自転車・鉢植えの置き場所
敷地内の車は、足場や作業の都合で移動をお願いすることがあります。近隣の車についても、塗料の飛散を防ぐために風の強い日は外部の塗装を見合わせるなどの配慮が必要です。鉢植えなど動かせるものは、あらかじめ工事の当たらない場所へ移しておくと安心です。
▶ ご近所へのあいさつ
音が出るのは主に、足場の設置・解体の日と高圧洗浄の日です。誰がいつあいさつに回るのか(施工会社が回るのか、施主も一緒に回るのか)を先に決めておくと、行き違いが起きません。
▶ 戸締まりと防犯
足場は、ふだんは手の届かない2階の窓にも近づける構造物です。飛散防止シートで外から見えにくくもなります。工事期間中は、2階を含めて戸締まりを習慣にしておくと安心です。
▶ 小さなお子さん・ペット
洗浄の水音、足場の金属音、塗料のにおいを気にされる場合があります。音が出る日が分かっていれば、その日は外出の予定を入れるといった調整もできます。
「工期が短い」は、必ずしも得ではありません
複数の会社から見積もりを取ると、提示される工期に差が出ることがあります。ここで気をつけたいのは、短い工期が、そのまま良い条件とは限らないということです。前述のとおり、乾燥時間や下地の乾きを待つ時間は削れません。極端に短い日程は、その待ち時間をどこかで詰めている可能性があります。
逆に、雨で止まる日をあらかじめ見込んだ日程を出してくる会社は、現場を正直に見積もっているとも言えます。工期の数字だけを横に並べるのではなく、次の3点を聞いてみてください。
▶ ① 工程表を書面でもらえるか
日付を固定した表でなくてもかまいません。どの作業を、どの順番で、何日ずつ行うのかが書面になっていれば、進み具合をご自身でも追えます。
▶ ② 中断したとき、どう連絡が来るか
朝の時点で中止と判断した日に、連絡が来るのか来ないのか。ここが決まっていないと、「今日は誰も来ないけれど大丈夫だろうか」という不安が積み重なります。
▶ ③ 天候による中止を誰が判断するのか
現場の職人が判断するのか、責任者が見て決めるのか。判断する人がはっきりしている会社ほど、無理に塗って仕上がりを落とすことが起きにくくなります。
見積書そのものの読み方や、会社どうしをどう比べるかは外壁塗装の相見積もりの取り方|業者を比較する5つのポイントで整理していますので、あわせてご覧ください。
三重県の外壁塗装は山真塗装へ
山真塗装は三重県津市を拠点に、津市・松阪市・伊勢市・鈴鹿市・四日市市をはじめとする三重県全域で、外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行っています。自社施工で、無料の現地診断にも対応しています。
工期は、建物の状態を見てからでないと正確にはお出しできません。下地の傷み方によっては補修に日数が要りますし、季節によって雨で止まる日の見込みも変わります。まずは現地を見せていただいたうえで、どの工程に何日かかり、どこで日数が動く可能性があるのかも含めて、ご相談しながら工程をご説明します。工事の内容は外壁屋根塗装のページでもご案内していますので、お気軽にご相談ください。
出典:気象庁ウェブサイト「過去の気象データ検索」津(気象台)の平年値・降水量の各階級の日数(1991〜2020年)/e-Gov法令検索「労働安全衛生規則」(昭和四十七年労働省令第三十二号)第522条・第567条第2項。いずれも2026年9月7日確認。気象庁の数値は同ページの平年値を転記し、本記事で要約・編集して紹介しています。本文の工程ごとの日数は一般的な戸建てを想定した目安であり、建物の大きさ・劣化の程度・使用する塗料・天候によって変わります。
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