三重県亀山市で外壁塗装をご検討中の方へ。同じ三重県でも、亀山と海沿いの街とでは外壁の置かれている環境がかなり違います。気象庁の平年値を並べてみると、亀山は雨が多く、風が弱く、日照が短く、冬の朝は0℃前後まで冷え込む土地です。ひとことで言えば「外壁が乾きにくい」条件がそろっています。この記事では、三重県全域で外壁・屋根・防水工事を手がける山真塗装が、亀山市の数字を見ながら、塗り替えの時期をどう選べばいいかを整理します。
亀山市の環境を、当社の拠点・津市と数字で比べる
「内陸だから冬が寒い」というイメージはあっても、それが外壁にとってどれくらいの差なのかは、なかなか見えてきません。そこで、気象庁が亀山に置いている観測点と、当社の拠点である津の観測点の平年値(1991〜2020年)を並べてみます。なお亀山はアメダス、津は気象台で、観測している項目も設置の条件も同じではありません。厳密な優劣ではなく、土地の傾向をつかむための目安としてご覧ください。
※スマートフォンでは、表を横にスクロールしてご覧いただけます。
| 項目 | 亀山(標高70m) | 津(標高3m) |
|---|---|---|
| 年降水量 | 1,853.7mm | 1,612.9mm |
| 年平均気温 | 15.1℃ | 16.3℃ |
| 1月の日最低気温 | 0.1℃ | 2.4℃ |
| 年平均風速 | 2.2m/s | 3.6m/s |
| 年日照時間 | 1,973.7時間 | 2,108.6時間 |
読み取れることは、大きく3つあります。
▶ 雨が1割5分ほど多い
年間の降水量は津より240mmほど多く、率にすると約1.15倍です。とくに9月は284.1mmで、亀山の1年のなかで最も雨が多い月になります。
▶ 年間を通した平均でみると、風は津より弱い
山際なので風が強い土地というイメージがあるかもしれませんが、年間の平均でみると亀山は2.2m/s、いちばん強い1月から3月でも2.7m/sで、津の年平均3.6m/sを下回ります。冬型が強まった日に北西の風が入ることはありますが、年間を通してならすと、外壁の表面を乾かしてくれる風の助けは津より少ない、ということになります。もっとも風は強すぎれば塗料の飛散やほこりの付着につながるため、後述のとおり強風の日は外部の塗装を見合わせます。
▶ 冬の朝は0℃前後まで下がる
1月の日最低気温の平年値は0.1℃。津の2.4℃と比べると、冬の朝の冷え込みははっきり違います。
雨が多く、乾かす風が弱く、日照も短め。この3つが重なると、外壁の表面が濡れたままでいる時間が長くなりやすいと考えられます。海沿いの街のような塩害はありませんが、亀山には亀山の負荷のかかり方があるということです。
「乾きにくい」ことが外壁に何をもたらすか
北側・西側の壁に、緑や黒の汚れが出やすい
濡れている時間が長い壁面は、苔やカビ、藻にとって都合のいい場所になります。とくに日が回りにくい北面と、建物や樹木の陰になっている面は、同じ家のなかでも汚れ方に差が出ます。
これらは見た目の問題だけでなく、塗膜が水を弾かなくなってきているサインであることもあります。原因と対処は外壁の苔・カビ・藻が生える原因にまとめていますので、心当たりのある方はあわせてご覧ください。
細かいひび割れに入った水が、冬の朝に冷える
外壁に髪の毛ほどの細いひび割れができること自体は、珍しいことではありません。気をつけたいのは、そこに水が入り込んだまま、朝の冷え込みを何度も受ける環境です。亀山の1月は日最低気温の平年値が0.1℃で、氷点下に届く朝も出てきます。
ひび割れの幅によって、様子を見ていい場合と早めに手を打ったほうがいい場合が分かれます。判断の目安は外壁のひび割れ(クラック)は放置NG?原因と補修方法で解説しています。
なお、同じ内陸でも上野盆地にある伊賀市・名張市は、亀山よりさらに冷え込みが厳しい地域です。内陸の冷え込みという切り口は伊賀市・名張市で外壁塗装を検討中の方へでも扱っていますので、境目のエリアにお住まいの方はそちらもご参考にしてください。
塗装には「できる条件」が決められています
意外と知られていないのですが、塗装はどんな天候でも進められるわけではありません。国土交通省の「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版」には、塗装工事の施工管理として次のように定められています。
(1) 気温が5℃以下、湿度が85%以上、結露等で塗料の乾燥に不適当な場合は、塗装を行わない。ただし、採暖、換気等を適切に行う場合は、この限りでない。
(2) 外部の塗装は、降雨のおそれのある場合又は強風時は、原則として、行わない。
これは公共工事の発注基準で、住宅の工事に適用が義務づけられているものではありません。ただ、塗料が乾くのに必要な条件そのものは建物の種類で大きく変わるものではありませんので、住宅の塗り替えでもひとつの目安になります。ここで亀山の数字に戻すと、意味がはっきりしてきます。
1月の日最低気温の平年値が0.1℃ということは、冬の朝は気温5℃という線を下回っている時間帯があるということです。だからその日は塗れない、という話ではなく、採暖や換気といった手当てをするか、気温が上がるのを待って着手するか、という判断が現場で必要になるという意味です。結果として、冬場は1日のなかで作業できる時間が短くなりやすくなります。
雨の多さも同じで、降水量が多い月ほど「降りそうだから今日は塗らない」という日が増えます。工程が延びること自体は品質を守るための判断ですが、はじめから見込んでおかないと、予定と現実がずれていきます。
亀山市で塗り替え時期を選ぶときの考え方
以上を踏まえると、亀山で時期を考えるときの目のつけどころは次のようになります。
▶ 雨の多い月をまるごと避けようとしない
亀山は5月から9月まで、毎月180mmを超える雨が降ります。この期間を全部外すと、選べる時期がほとんど残りません。大事なのは月を避けることではなく、雨で止まる日を織り込んだ工程になっているかどうかです。
▶ 冬に頼むなら、着手時間の遅れを見込む
冬の亀山は、朝いちばんから塗れるとは限りません。1日あたりの作業時間が短くなるぶん、全体の日数は延びやすくなります。急ぎの事情がなければ、無理に日数を詰めない相談の仕方をおすすめします。
▶ 見積もりの段階で「雨天時どうするか」を聞く
雨の日の扱い、工期が延びたときの費用の考え方、足場を組んでいる期間の目安。この3点を先に聞いておくと、着工後のすれ違いがぐっと減ります。
複数の会社から見積もりを取る場合、金額だけを横に並べても差の理由は見えてきません。何をどう比べればいいかは外壁塗装の相見積もりの取り方|業者を比較する5つのポイントで詳しく整理しています。
亀山市の外壁塗装は山真塗装へ
山真塗装は三重県津市を拠点に、亀山市を含む三重県全域で外壁塗装・屋根塗装・防水工事を行っています。自社施工で、無料の現地診断にも対応しています。
亀山のように乾きにくい環境では、汚れの出方や下地の傷み方が、同じ築年数の家でも面によって変わります。まずは現地で状態を見せていただき、いま塗り替えが必要なのか、もう少し様子を見ていいのかからお伝えします。工事の内容は外壁屋根塗装のページでもご案内していますので、お気軽にご相談ください。
出典:気象庁ウェブサイト「過去の気象データ検索(平年値・1991〜2020年)」亀山(三重県)・津(三重県)/国土交通省ウェブサイト「公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版」。いずれも2026年9月1日確認。本記事では、同仕様書18.1.6の内容を引用のうえ紹介しています。亀山の観測点では降雪・積雪を観測していないため、雪に関する数値は記載していません。
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